リハビリ用起立支援ゲーム「リハビリウム」について、いくつかリハビリ医学会での発表を行いました。医学会でゲームについての発表を行うことはまだまだ例が少なく、発表する側も聞く側も探り探りといった状況ですが、そういった場でのアピールを続けていくこと、またきちんとしたデータで示すことによって医療の現場でゲームが有用であることが理解されてほしいと思っています。
9月4日(日) リハビリ医学会 九州地方大会(福岡)
この日は学会会場入り口付近にリハビリウムの展示を行い、興味のある方々に試遊してもらったり、意見交換をさせていただいたりしました。現場の雰囲気からはかなり浮いてはいましたが、興味を示す方も何人かはおられ、現場で使うならここをもっとこうしたほうが・・というようなアドバイスを頂きました。
10月27日(木)~29日(土) リハビリテーション・ケア合同研究大会(熊本)
ここでは、本プロジェクトと共同研究を行なっている長尾病院の作業療法士・梶原さんと理学療法士・林田さんが、デモも織りまぜながらのポスター発表を行いました。より現場に近い療法士さんが多く集まる学会で、みなさん熱心に聞いて下さり、反応もとてもよかったです。 演題:「リハビリテーションへのゲームの応用に関する取り組みー起立訓練支援ゲーム「樹立の森リハビリウム」の開発ー
11月2日(水)~3日(木) リハビリ医学会全国大会(東京)
この学会では、長尾病院の院長である服部先生が口述発表を行いました。ここではゲームそのものというより、産学官でリハビリゲームの開発を行なっているという取り組みの紹介に焦点を当てた内容としました。会の終盤であった為、聴衆がやや少なめではありましたが、リハビリ医学会全国大会でシリアスゲームプロジェクト及びリハビリウムの発表ができたことはプロジェクトにとっても大きな成果となりました。(院長先生ありがとうございました!) 演題:「産学官連携プロジェクトによるリハビリ用ゲームの開発」
11月19日(土)~20日(日) 九州理学・作業療法士合同学会in福岡(北九州)
この日は長尾病院の理学療法士の梶原さんが口述発表を行いました。プロジェクトの背景から、実際に制作したゲームの実証データの紹介まで行い、その発表が学会の奨励発表に選出され、表彰を受けました!CEDECのインタラクティブセッションでの2位表彰に続き、これはとても励みになりました。 演題:「リハビリテーションへのシリアスゲームの応用に関する取り組み~起立訓練支援ゲーム「樹立の森リハビリウム」の開発~
12月9日(金) 日本人間工学会「ジェロンテクノロジーフォーラム2011」(東京)
本プロジェクトの学術研究員手嶋と藤岡が、口述発表を行いました。ジェロンテクノロジーとは、Gerontology(加齢・老人学)+Technology(技術) = Gerontechnology(加齢工学)を意味します。高齢者をターゲットにゲーム制作をしている私達にとって興味深い発表が多数あり、とても参考になりました。 演題:「起立-着席訓練支援ゲームの開発とリハビリテーション施設での利用における可能性 -制作者の視点から-」
12月9日(金)~10日(土) アジアデシタルアート&デザイン学会(福岡)
主に日本、韓国及び台湾を中心としたメディア芸術・デザイン分野の国際学会で、本プロジェクト代表の松隈が口述発表(作品発表)しました。また、学会参加者にゲームを試してもらえるよう、会場内にゲームの展示も行いました。
演題:「Standing Growing Blooming Trees REHABILIUM -Serious Game for
Rehabilium」
11月12日(土)福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)
共同研究を行なっている長尾病院さんと共同でブース展示を行いました。これまでも色々な所でリハビリウムの展示を行ってきましたが、長尾病院以外で高齢者の方々に触って頂く機会はあまりない為、貴重な機会となりました。他の出展をされている介護施設の方々や、介護用品のメーカーのみなさんをはじめ、高齢者の方々もたくさんブースに立ち寄って下さいました。ここで改めて感じたのは、バランスWiiボードの段差が想像以上に高齢者にとってはハードルになっているということ。支えている私達も見ていて少し怖く感じました。特に車椅子の方がゲーム用の椅子に座りかえる時などは大変すぎて、これじゃダメだ・・と痛感します。この点に関してはKinect等での解決が必須となります。プレイの感想としては面白いね、私の施設でも使ってみたいと、概ね好感触でした。そのほか展示中に長尾病院のみなさんと話していて印象的だったのは、リハビリも勿論大切だけれど、高齢者にとって重要なのは「介護予防」だという事です。高齢者は転倒すると本当に大問題で、その後に更に大きい病気に発展したり、寝たきりになったりそこから認知症が進んだり・・と本当に主悪の根源なのだそうです。リハビリウムは転倒防止のための運動支援としてもじゅうぶん対応できるため、その点においても可能性を感じました。
"Standing Growing Blooming Tree "Rehabilium" from SGP on Vimeo.
Standing Growing Blooming Tree "Rehabilium" is a game designed to support stand-up rehabilitation exercise especially for elderly people.
(c) 2011 "Serious Game project" Faculty of design, Kyushu University
3/15の14:30から行われるシリアスゲームプロジェクトシンポジウムをUSTREAMでライブ配信いたします。
また、17:00からのトークセッションでは、みなさんのツイッターのつぶやきをステージのスクリーン上に表示いたします。
遠方でお越し頂けない方や、会場のみなさん、ぜひご意見をたくさんつぶやいてセッションにご参加ください!
ハッシュタグ: #sgpf


2010年度の開発ゲームのひとつとして、有限会社エレメンツを中心に制作している観光ゲーム「福ぶら」の公式サイトがオープンしました。「福ぶら」はARGの手法を使って、福岡のオススメ観光地や隠れたスポットをiPhone片手に、歩いてまわる街歩きゲームです。今まで知らなかった福岡の名所をゲーム感覚で楽しくまわる事ができます。
<G-STAR2010> 11月18日~21日に韓国釜山で開催されたG-STARでもシリアスゲームプロジェクトで試遊ブースを出展しました。G-STARには昨年も視察に来ましたが、今年は昨年以上に盛り上がっている会場の雰囲気を感じました。とにかく凄い人の数。。。韓国はオンラインゲームが主流ですので、試遊台にずらーっと並んだパソコンの前で、左手にキーボード、右手にマウスでプレイするゲーマー達の姿が印象的でした。
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さて、シリアスゲームのブースの方も4日間通して盛況で、たくさんの方々に触って頂きました。ゲームは全て日本語の為、韓国の方に理解して頂くのは難しいかな?とも思いましたが、コンセプトやルールの説明を通訳の方に少しお手伝いしてもらうと、結構みなさん楽しんで遊んで頂けたように思います。特に「ダーウィンの箱庭」と「鉄屑(ガラクタ)のキリン」は、言葉なしでもゲーム自体は楽しめる内容なので、特に反応がよかったです。もちろんシリアスゲームですので、ゲームによって学べる内容に関しては、言葉の部分がとても重要になってきます。ただ、これらのゲーム自体やコンセプトは海外でも十分に人を引き付ける魅力がある事がわかりました。結構多くの方から聞いたコメントで印象的だったのは、最近韓国でも暴力的なゲームがとても多いので、こういう健全なゲームにはとても関心があります。といった意見でした。私もエンタテイメントゲームは大好きですが、このプロジェクトを進めるにつれシリアスゲームへのニーズも確実にあるなぁと強く感じる今日この頃です。
<ICON2010> G-STARと併設で開催されているICON(国際コンテンツクリエイターズカンファレンス)では、当プロジェクトのリーダーである松隈先生と、㈲エレメンツの石川社長が一緒にスピーカーとして1セッション登壇しました。ICONは日本でいえばCEDECのようなクリエイター向けのカンファレンスで、今年で4回目を数えます。「産学官連携によるシリアスゲーム制作の可能性」という題目で、これまでも色々なところで発表してきたプロジェクトの内容や産業化についての課題などを韓国の方にむけてお話しました。実のところ、昨年視察に来てICONを視察した際には、アカデミック系のセッションに関しては観客が2~3人(がら~ん。。)とした状況の会場もあり、今回登壇するにあたって、かなりドキドキして臨みました。が、結果としては朝一番のセッションだったにもかかわらず40名以上の観客が入り、盛況に終える事が出来ました。オーディエンスも学生さんを中心に講演後は個別に質問に来たり、今すぐゲームをダウンロードしたいんだけど、どうしたらいい?とPCを持ってくるといった熱心な方が多かったです。
10月23日、24日に福岡市役所前で行われた「環境フェスティバル2010」に試遊ブースを出展しました。一般の方に遊んでもらうのを目の前で見るのは、3月のゲームフロンティアin福岡以来です。シリアスゲームプロジェクトのブースは市役所1Fにあったのですが、たくさんの子供が遊びに来てくれました。目の前では"子供くるくる村"という子供たちがお仕事体験ができるイベントも行っており、ちびっこ消防士や、ちびっこ警備員たちがウロウロ・・・とてもかわいかったです。
いつも驚くのは、子供たちのゲームに対する反応のいいこと!「ダーウィンの箱庭」で一匹魚を作ってみせると、すぐに自分で作り始めるし、「鉄屑(ガラクタ)のキリン」などは一見小さな子供には難しいかな?とこちらが思っていても、「もう10回キリン倒した!!」とiPadを抱えてニヤリとする子などいて、スタッフもびっくりでした。子供の素直な反応は見ていてとても勉強になります。ゲームとしてもちゃんと楽しいシリアスゲームを作りたい私達は、熱中する子供たちを見て本当に嬉しかったです。